レメディについて その4
これまでは、身近なトラブルについてセルフケアで使える3つのレメディをご紹介してきましたが、ここからは少し違った見方でレメディをご紹介したいと思います。
クラシカルホメオパシーの基本は一種類を最小限、というものであり、その人の全体像に最も近いレメディを選びます。
そのため には一つ一つのレメディの性質を知ることが大切になってくるのですが、
ここからはそういったレメディ一つ一つの性質について書いていこうと思います。
まず初めに基本的なレメディから書いていきたいと思います。
1、カルク・カルボ(牡蠣の殻のレメディ)
このレメディは牡蠣の殻の真珠層という内側の部分から作られています。
艶やかで、時に虹色のような光を帯びる美しい部分です。
この部分の粉末から作られています。
牡蠣のからの内側の部分、、、
海の中、大きな岩にくっついて生息し、仲間たちと一緒に波を受け、ほとんど動くことなく一日を過ごすような。そんな牡蠣の内側の層のエッセンスが含まれたレメディ。
柔らかい牡蠣の身と外部から身を守るゴツゴツと硬くしっかりとした殻の間にある部分。
皆さんはどのようなイメージを持たれたでしょうか。
人それぞれで良いののだと思います。すべて、牡蠣のエッセンスを表しているのではないでしょうか。
そういった、現物質のイメージが、レメディを理解する上でとても大切になってきます。
ホメオパシーのレメディにおけるカルク・カルボのエッセンスは
怖がり、保護を必要とする、マイペースでコツコツ型、真面目で内気、働き者で穏やか。
ぽっちゃりとして汗かき、汗は酸っぱい臭いがする。
甘いものやでんぷん質、卵(特に半熟)が好き。
風邪をひきやすくて便秘にもなりやすい。手首や足首を捻挫しやすい。
というものです。(ほかにもありますが)
こういう人、いらっしゃいませんか。
赤ちゃんや子どもにもよく合うレメディと言われています。
(赤ちゃんはぽちゃぽちゃで汗っかきで、守ってもらうことがひつようで、牡蠣の中身のような)
このように、レメディには一つ一つにそれぞれの性質があります。
ステキだなあと思います。
この世界のどこかにいらっしゃる(比較的たくさんいるとは言われていますが)牡蠣の殻の人に幸せがおとずれますように。
という思いでセッションができたらいいなあ。
レメディについて その3
しばらく書いていませんでしたが、レメディメモをまた書き始めたいと思います。
三つ目は、アルセニカムというレメディです。
これは砒素から出来ています。
砒素は一般的に猛毒と言われていますね。農薬や防腐剤、殺虫剤などに使われています(事件にも使われたことがありますね)。
物質としては無味無臭の白い粉末で、中毒症状としては吐き気、嘔吐、下痢、脱力、高熱、激しい痛み、めまい、神経麻痺など、様々な症状が出ます。
レメディもそのような症状に適しています。
吐き気、嘔吐、下痢、脱力、高熱、激しい痛み、激しい体力の消耗など。
食中毒のような症状に適していると言われています。
少しづつ暑さも夏のようになってきて、食べものも傷み易くなってきたり、つめたいものをつい摂りすぎてしまったりしますね。
本当ははこのような症状にならないのが一番いいのですが、もしそういった状態になったときには、アルセニカムが助けてくれるかもしれません。
みなさま、よい夏をお過ごしくださいませ。
びわ茶
先日の赤羽ゼミで、とにかくブログを少しづつでもいいから書きましょう、とアドバイスを頂いたので、何かしら少しづつ書いていこうと思います。楽しいことやいろんなことを。
書くということの練習にもなるよ、とおっしゃっていました。
そうして思いついたのが、びわ茶でございます。
びわ茶。もうかれこれ七、八年ほど好きで飲んでいます。
身体にもよいのですよね。
びわの葉っぱから出来ているお茶。
子どもの頃は、その存在すら知らず過ごしていたわけですが、その大切さを知るようになってからは、いろいろなところで目が捉えるようになります。
自分が住む近所にも、こんなところにあったんだ、うーん、ふむふむなどと見ていると、今まで気がつかなくてごめんね、という気持ちと、今までずっと生きていてくれてありがとう、という気持ちが一緒にわいてきます。
これからもずっと元気でいてね。と思いつつ日常は過ぎてゆきます。
びわの葉がつやめいてくると夏だなーと感じます。(最近自然と触れ合えていないので、自信がないのですが)
ああ、自然が恋しいなあ。
ホメオパシーをお仕事にするには
先日、知り合いのホメオパシーの先輩のホメオパシーゼミに行って参りました。
参加人数10名ほど。それぞれ、ホメオパシーを学んでいろいろと進めていこうという方々の参加で、行政書士さんに仕事の進め方、広げ方についてなど、いろいろとお話をしていただきました。
法律などをよく知って見える方のお話は、今自分に足りないところや現実的にどうしていくべきなのかというところがよく見えてとても参考になります。
とても勉強になりました。ありがとうございました。
参加された方々も、それぞれご自身のやり方でホメオパシーを進めていらっしゃり、自分もがんばろう!と思いました。マイペースでね。
月桃の入ったお茶もとてもおいしかったです。
お昼のマクロビのお弁当も、季節の体調のことをきちんと考えて作っていただいたメニューで、そらまめと梅の乗った玄米ご飯と、車麩のお醤油と油のしっかりと味のしみたおかずと野菜の和え物、きびのような穀物のドレッシングと葉物野菜のサラダ、しめじときくらげ(だったと思います🙇)のスープなどなど。
おいしいのにすーっと身体になじんでいくお弁当。美味しかったです。
またいただきたいな。食養生についても教えていただきたいなと思いつつ、東京を後にしました。
お手当
小さいころから自分の手でいろいろやってみることが好きで(とは言ってもごくふつうに)大人になってからもせっけんを作ってみたり、化粧水、シャンプー、ミツロウのものなどなど。
生活の中にあるもの、近くの自然の中にあるもので生活はできるのだ、と心地よさを覚え始めていたころ、まだ今ほどオーガニックとか、自然療法とかの特集とかがあまりなかったころ、女の子向けのナチュラルなおしゃれな雑誌の中で、野口整体のことについて分かりやすくまとめてもらってあったページがあり、そこになぜかものすごく惹かれ、切り抜きをとっておいて、そこに載っていたオススメの本も取り寄せて、一生けんめい読んでいました。
とてもやさしい雰囲気の本で、読みやすく、分かりやすく、今でも大好きな本です。
その中で、自分が体験してよかった!と感じた療法が、後頭部のおてあて、でした。
その時も風邪をひいて、寒気がして、そのまま寝込み布団のなかで病人になっていたのですが、好奇心もあり、熱心に温タオルを作って、後頭部に当てて、ひたすら温めて寝込んでいました。
すると面白いくらいに、次の日には熱も低くなり、体の辛さもほぼ無くなって、すっきり!という感じでした。
本当に本のとおりに治ってしまって、すごーい!!と意気揚々とした気持ちで布団の中で静かにしていました(熱が下がってもまだあまり活動しないほうが良いそうです)
「風邪を経過する」。まさにこのことなんだわ!と。
熱を出して布団の中で寝込んでいたにもかかわらず、あの時の時間は、ぼんやりと温かい湯たんぽに包まれているような、やさしく幸せな思い出として大切に残っています。
寝込んで、半ばうなされていたのに幸せ、と感じたのは、たぶんこどものころ、お休みをして寝巻きのままでおうちで何をするともなくすごしていた、あのしあわせな時間を思い出すからかもしれないな、と思ったものでした。
まとまりのない文、失礼いたします。