幾何学の美しさ
先日、三重県立美術館にて開催されておりますテオ・ヤンセン展に行って参りました。
白いパイプとほぼ身近にあるものたちから作られている生命体。
わすがな風力を受けてオランダの砂浜を歩んで行きます。
その姿は、限りなく直線的でありながら、西洋の空と海辺の風景にごく自然に溶け込み、生命のリズムを垣間見せてくれているようであり、実物は知れば知るほどそれ自身の意思を持っているようにも思え、砂浜で生みの親であるテオ・ヤンセンさんと歩む姿は、共に散歩をしているようでした。
とても美しかったです。
だけど、私は女という性を持っているからか、その直線的で美しい世界に入り込むことはできないように感じます。
でも、とても美しいと思う。
不思議だなと思います。